Profile of 私的写真箱

プロフィール記事

朱宝徳

中国は滄州に住む「強氏八極拳」の達人…は実在の偉い人。松田隆智原作・藤原芳秀作画の漫画「拳児」に出てくる朱勇徳はこの人がモデルになっている。八極拳はバーチャファイターの登場人物「結城晶」の技としてなじみの深い人もいるかもしれない。
それはさておき、勝手に実在の人物の名前を借りているのは自分でもどうかと思う。朱宝徳というハンドルネームは、ネットゲーム「マジェスティ(1999~2003)」で初めてネットゲームというものに参加するとき困ってつけたのが最初で、その後のホームページ作成でも流用してしまった。登録してからそれなりに長い時間が経ったので、いまではgoogle検索の最初のページにも出てくる。いまさら別名にする気もなし。本名の方、ごめんなさい。

出典: 民明書房『中国武術―その創造と継承―』

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1968年
生まれる食べ物がうまい九州生まれ。
1978年
はじめて写真を撮ってみる学研の科学(か学習)に載っていた写真コラムを参考にして「流し撮り」に挑戦。1枚だけ撮り、たまたまそれが成功してしまう。有頂天。このころは白黒写真1枚に重みがあった。小学生にとってはフィルムもプリントも高かった。いまだにこのときの1枚の重みは忘れない。
1981年
自分のカメラを持つ最初のカメラは中古のCanon F-1(同年New F-1が発売された)。子供が最高峰のカメラを持てるなんて、とても恵まれている。ほどなく中古のA-1も手に入りモータードライブをつけたが、連写によるフィルム消費が恐ろしく実戦投入には至らなかった。引き伸ばし機は新品を買った。ラッキー社製の中型のやつ(型名は忘れた…)。部屋には酸っぱい臭いが充満していた。
1983年
自分のPCを持つ最初のPC(当時の呼称はパソコン)はNEC社製PC-8801mkII。発売から1か月くらいで買ったのにその半年後にはSRという上位互換のモデルが発売されるという凶悪ぶりだった。今の時代は半年も経てば性能アップしないほうがおかしいが、当時にとってはこの販売戦略は凶悪そのものだった。これをきっかけとして、その後の人生を通してNECという会社およびそれにかかわる人間を全否定することになる。
1988年
自費でPCを持つ初めて自分の懐から出した金でPCを買った。Sharp社製X6800ACE。Cコンパイラが破格の39800円。当時ほかのコンパイラの標準は20万円だったので、これからプログラムを学ぼうとするのにうってつけだった。夏休みの1か月をすべてつぎ込んだのが懐かしい。
1993年
自費でカメラを持つこの年入社。稼いだ金で買う初めてのカメラは残念ながら期待はずれだった。子供のころ買ってもらっていた品々がいかに優れていたか、そしてそれを自分で手に入れるのがいかに難しいかを知った。
自費でPCを持つ初めて買ったAT互換機がその後の世の中の流れと一致していたので、あとは買い替えだけで刺激はない。
1998年
ベルギーに住むチャンスがあったので手を挙げて、3年半ほどベルギーに住むことにした。写真を撮りまくったのは最初の半年だけで、すぐ飽きた。独りはつまらん。
2003年
デジタル一眼レフカメラを持つ10万円台まで価格が落ちたCanon EOS10Dを買ってみる。きっかけは、休日と気づかずに会社にいった月曜日。素直に帰宅するのが嫌で、立ち寄ったカメラ屋に在庫があったから。3ヶ月でかなり飽きた。
Contaxを持つ1993年以来気になっていたContaxの価格が破格の安さになっていることに気づき、システムまるまる揃える勢いで買いまくった。ContaxカメラとCarlZeissレンズで撮るポジフィルムに大いにハマる。結局、システムを揃えきる前に京セラが撤退。それどころか意外なほどデジタルカメラが普及してフィルムの存続が危ないことになる。
2004年
フルサイズデジタル一眼レフカメラを持つとにかく今手に入れられる最高の画質で手間のかからないものをという必要に迫られてCanon EOS1DsMarkIIを買う。このとき手に入らなかったらハッセルブラッドの中判カメラを買って、その後もフィルムで撮り続けただろう。
2008年
毛色の変わったコンパクトデジタルカメラを持つSigmaからFoveonを使ったAPS-Cサイズの撮像素子を持つコンパクトカメラDP1が発売された。フィルムカメラにはG1やT3などすさまじく写りのいいカメラがあったのにデジタルカメラに移行してからはコンパクトに性能を求めるものではないという風潮が気に入らなかったので、反骨精神を持ったDP1に飛びついた。そして、使ってみて気に入った。
2011年
レンズ交換式コンパクトデジタルカメラを持つOlympusのフォーサーズシステムは撮像素子が小さいので、発表当初は興味がなかった。しかし、実際に使っている人と、その人が撮った写真を見ているとなんだか欲しくなり、ついに買ってしまった。画質はそこそこだけど、便利さがずば抜けている。一眼レフとは比較にならない小ささと軽さ、DP1とは比較にならない速写性。普段使いにはもってこいだ。